世の中は上村選手が4位で惜しかった、よく頑張ったというニュースでてんこ盛りだが、自分はどうしても気になっていた。
里谷選手。
あのすべりを見て、上村選手と比較してどちらがすごいと思っただろうか。
僕の場合、里谷選手の方が速度は速く見えた。
もちろん第2エアは失敗したが、第2エアに入る寸前のタイムはたぶん全体でも3位あたりのはず。
調べてみると、どうやら自分の感覚はあながち間違いではなかった模様。
「一か八かの攻めに感動」 里谷多英ネットで賞賛の声 (1/2) : J-CASTニュース
カービングターン、この単語は決勝の放送が流れるまでに何度テレビから聞こえた単語だろうか。
そう、世界最高レベルの技術。
それを修得した上村選手はメダルに届く、などいろいろ放送されていました。
一方里谷選手。
すべりを見る限り、素人目ではありますがおそらくカービングターンではない。
でも上村選手とほぼ同じかそれを上回るタイム。
おそらく努力のほかにかなりの天性ですべってるような気がしました。
天性で成績を残せる人って、他人の技術はあまり真似をしない傾向があると思います。
野球のイチローもひたすら自分の形を貫き通しています。
そんな選手の一人なのかなとあの女子モーグルでは思わされました。
引退がどうこうとマスコミはすぐ聞きたがっていますが、里谷選手にとって引退はモーグルが楽しくない、かつ完璧な演技をしても成績が出せないという条件がそろってからでいいと思います。
現時点で体調(=腰)が万全な里谷選手に勝てる人って日本に何人いることでしょう。
長野オリンピックのすべりをみてその滑りに見せられた一人の意見でした。