一期一会

今回の夏休み最終日(8月8日)は、山形の山寺へ行くこととしました。
お昼ごろからの天候も考え、山寺のみでそのまま帰ろうと考えました。

山形駅より仙山線快速仙台行きに乗り込むと、運良く座席に座れました。
この電車は向かい合わせ席となっているのですが、自分が座るところには向かい側にご年配のおじさんが座っていました。
まあ山寺まで20分ほどだったので、寝ようかどうしようかな〜と迷ってると、ふとおじさんが声をかけてきました。


『にいちゃん、どっからきたん?』


ん?関西っぽいな、と思いはしたのですが、「大阪ですよ〜」と返すと、『わしも大阪やで』と返しが。
しかも住んでるのは隣の泉大津とのこと。
なんという近さ。
そこから山寺まで、おじさんとの時間が始まりました。

どうもおじさんは先月末より一人旅をしているらしく、自分と同じように東北の各地を回っているとのこと。
しかも、1日10kmとか普通に歩くというから驚き。
としはなんと79歳。マジか。。
そのように歩き出したのは、50歳のときに糖尿病になったからで、それまではバリバリ働きまくっていたとか。
病気になることはもちろん避けたいことですが、それと引き換えに人生の別の楽しみ方を見つけた、そんな風に見えました。
おじさんがいろんなことを、本当に楽しそうに話してくれます。

今週は東北地方各地で大雨が多かったです。
自分も初日の秋田竿燈祭り以外は全て雨がからみました。
特に青森ねぶた祭は土砂降り、山形花笠まつりは激しい雷雨のため中止。
おじさんも同様に、電車で6時間足止めをくらったり、青森からの電車が止まっていたためねぶた祭を2日間見ることになったりと、お互い天候に泣かされたことでも話が盛り上がりました。

おじさんにどこまで行くん?と聞かれたので山寺と答えると、『わしも山寺や、途中までいこや。珈琲するわ』とのこと。
いやはや、こんな若造にお気遣い頂き申し訳ない。

おじさんは事業をやっていたらしく、なにかと商売上手な雰囲気。
青森でもりんごジュースを無料配布してくれたお店で売り子のお手伝いをし、2日間で15人ほど招いたとか(笑)
大阪あきんどの力、恐るべし。

山寺駅を降り、数分歩くと山寺に到着しました。
そこで珈琲ではなくソフトクリームをおごってもらいました。


お互いのペースがあるので、ある程度したら別れましょうということでした。
おじさんも3時間後の電車に乗るため、頂上まで行くとのこと。
自分は写真を撮るのでたぶんその倍以上はかかると見込んでいました。

山寺登山口まで来て、300円の入山券を買おうとすると、おじさんが券まで買ってくれました。
なんか、自分のおじいちゃんみたいな風に思えてしまいました(笑)

そして自分は写真を撮りながら歩き始めたため、一旦別れることに。
お互いどこかですれ違いになるはずなので、その時また会いましょうとなりました。

話からして、たぶんおじさんはすごい速さで頂上まで行き下山してきそう。



そして写真タイム。




ガンガン撮り始め、時間を忘れたころ、おじさんが上から下りてくるところに出くわしました。

『にいちゃん、頂上の景色、ほんま綺麗やで』
ある意味ネタばらし(笑)
でも、絶対そうだろうなと予想できる、そんなお寺です。


ここでおじさんとしっかり握手をし別れることに。

最後に一言。
『これも一期一会や』

まさに言葉の通り。
こういう出会いも、旅の楽しさの1つですね。
いい思い出が1つ増えました。