ビッグニュース
2009/7/2(木)、日本のバスフィッシングの歴史を塗り替えるであろうことが起きた。
琵琶湖にて、73.5cm、重さ10.12kgの超巨大バスが釣り上げられる。
日本記録が2003/4/22に池原ダムであがった8.62kg 69cmだから、どれだけ差があるかが一目でわかる。
現在、世界記録に認定してもらうために、これを釣った栗田さんとdepsの社長、奥村プロが申請中とのこと。
今日はここに行ってまいりました。
計量検査所
栗田君一人じゃどうしていいかわからんって事で、お手伝い。
で、もしもこれが認められれば、世界中のバスアングラーの注目が注がれるでしょう。
この琵琶湖が。
人間にとっては邪魔者のブラックバス!?
しかし、時代はその逆を行き、今年は特に外来魚駆除の運動が盛んになっている。
http://homepage2.nifty.com/mugituku/:外来魚駆除 in 琵琶湖
このままでは琵琶湖のブラックバスがやばい!
なんて、本気で思っている人は多いのかもしれません。
冷静に考えてみてください。
25mプールにバスが数匹いて、それらを全部捕まえるのに、どれだけの労力が必要ですか?
そもそも可能ですか??
そりゃ、水をすべてきれいに抜けば可能かもしれません。
しかし、舞台は琵琶湖。
関西の水瓶です。
野池のように抜くわけにはいきません。
干ばつでもそう干上がることはありません。
そして何よりも、「大きさ」。
日本一です。
正直、ウェーダを着て湖に入ると海にいるかと錯覚しそうなぐらいです。
この湖の外来魚を全て駆除する、可能だと思いますか?
ちなみに、池だと山から流れてきた水や湧き水のどれかが水源かもしれませんが、琵琶湖ではありとあらゆるところに水源があります。
湧き水はもちろんのこと、流れ込み、雨。
そして、琵琶湖につながっている川や小規模の湖、池、溝と、数えるとキリがありません。
キリがないですが、それら全てにバスはいます。
どうやって駆除します?
ブラックバスという金のなる木
もうここまできたら発想の転換をすべきだと思います。
ブラックバスを滋賀県のシンボルの1つとする。
つまり、ブラックバスで商売するわけです。
そんなん、もう釣り道具やボート屋がやってるやん!と思いますが、他の場所ではやっていることが意外とやられていないことがあります。
いくつか上げたいと思います。
1. 1日游魚券を購入することを義務付ける
2. 釣った魚は1kgいくらかで買い取ってもらえる
3. 釣りに自信のある人が小遣い稼ぎのために琵琶湖へ集結
4. 自然とバスの数が減る
1. 游魚券の義務
富士五湖など比較的関東に多いのですが、1日游魚券を買う義務を県の条例とします。
富士五湖だと600円ぐらいですが、規模も大きいので1000円ぐらいとしましょう。
2. 魚の買取
ここからはあまり事例がないかと思いますが、1kg○○円で漁業団体が買い取る。(ブルーギルが混じっていてもOK)
こうすることで、釣る側も意欲がわく。
引き取った魚は、魚粉にするか、新鮮なら料理の魚として売り出す。
#多少は県の補助が出るかな?
3. 腕自慢が集結
釣りはお金がかかる遊び。
それが、お金を稼げるとなるとこぞってアングラーは琵琶湖へ集結する。
4. 外来魚の乱獲
みんなが必死で釣ると、自然と湖から外来魚が減る。
ルアー、もしくは生餌なので、フナや鯉などはほとんど影響しない。
5. その他規制(この辺は実現は難しいだろうが。。)
自然保護や環境問題を考慮し、ゴミを捨てたものは罰金および釣具の没収とする。
ボート釣りはライフジャケット着用義務。
世界への発信
まだ世界記録に認定されるか分からないが、そうなれば世界中からアングラーが押し寄せる見込みが十分ある。
そのとき、アングラーは何を頼りにして琵琶湖に来るだろうか。
おそらくはホームページをまず探し、宿を探すだろう。
しかし、現在そんな環境はあるだろうか。
そういった世界への配慮も加われば、琵琶湖はもっとワールドワイドなレイクとして知られるようになり、観光にもスポットがあたったりするのではないだろうか。